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  • kevin

「ケガをしない身体づくり」について考えること②

更新日:2023年8月8日


前回の記事で「フォーム」と「栄養」について触れて終わりましたので、

もう少しその内容について僕なりに掘り下げていきたいと思います。



まず「フォーム」についても「栄養」についても人体についてどれくらい理解しているかという部分が大きな問題ですが、


僕は専門的にスポーツ科学を学んだわけでもないし医者ではないので、


あくまで自分の身体とクライミングに向き合って出した、現時点での個人的な結論となります。


※ぜひ参考程度に、あまり鵜呑みにしすぎないようにしてください。



「フォーム」を原因とした故障は、


「猫背」 「反り腰」 「関節をねじる動き」


の三つから始まると考えています。



長野の牧場にいた猫



まず「猫背」


これは胸骨が下を向く姿勢で、肩やひじ、あごが上がる、いわゆる悪い姿勢を作ってしまう大きな原因の一つです。


この姿勢で登ると広背筋ではなく僧帽筋で登る動きになるため、出力が出にくくなったうえに関節の負担が増えます。さらに僧帽筋は背骨との距離が離れている筋肉なので体幹部の筋肉群との連動が取れません。


しかも猫背の姿勢で登ると胸が落ちて(前傾して)しまうため足を上げにくくなります。

(お辞儀しながら足を上げようとするようなものだと考えてください。)


今まで周りのクライマーを見てきた中で「身体が硬くて足があげられない」と考えている方の、足が上がらない原因は「硬さ」はなくて「猫背」にあるケースが多くあると感じています。


気づかないうちに日常の習慣から起こっている場合が多く、胸を引き上げる感覚を理解するのが難しいため、自覚していてもなかなか改善が難しいことから最も厄介な悪い姿勢だと思います。



次に「反り腰」


反り腰が起きている場合背筋が固まって腹筋が伸びてしまっている状態、もしくは座骨底筋が緩んでいるのため骨盤を立てる感覚がわからない、腸腰筋が弱い、など複数の要因が考えられると思います。

反り腰が起こると上半身と下半身をつなぐ体幹部の安定性がなくなり、足で踏み込む動作がことが難しくなります。


腹筋が使えない状態になりやすいので、ブレの大きい登りになりやすく、前腕や肩の負担が増えます。

さらに腰痛や呼吸の浅さの原因にもなるので、体幹が不安定なのに体が硬いというよくわからない状態を起こすと思います。



最後に「関節をねじる動き」


これは動き方の話になるのですが、上記の二つの悪い姿勢を持っている人が多用しやすい傾向があり、関節の負担を上げるリスクがあります。


多用してしまう理由として、上記の二つの悪い姿勢を持っている人の場合、体幹部と連動する大きな筋肉を使えない状態になっています。


出力が弱い小さな筋肉を使い、指先をひっかけるように登っている状態になるので、体幹を安定させることができず、各関節の負担が増えて体全体を支える力が弱くなります。


結果、正対ムーブが難しく感じるため、キョン(ドロップニー)やツイスティング(体をひねる動き)によって効かせられるポジションを見つけるしかなくなり、膝が内側に入り、腹筋は伸び、腰が反り、大殿筋(お尻の筋肉)も緩みます。


さらに胸が落ちて肩とひじが上がれば人体痛めつけムーブの完成です。



このように、大体のォームの崩れは上記の三つ、もしくは二つが連動して起こっている傾向が高いように感じます。


この状態はそのまま3‐4年前までの僕です。



僕以外でも、フォームの崩れによって、指、手首、肘、肩、腰、膝などの関節への負担が大きくなり、ダメージの蓄積が故障として現れてしまう状態になってしまっているクライマーは多いのではないかと思います。


③へ続く




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