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  • kevin

「ケガをしない身体づくり」について考えること①

更新日:2023年8月8日


【①~④まであります。長文で回りくどいです。お暇なときにどうぞ】



最近故障をしてしまって辛い思いをしているクライマーが周りに増えてきてしまっているので、自分なりのケガをしない身体づくりについて書いてみようと思います。


(注)あくまで、僕が10年くらい登っている中で、自分なりに考えてみた内容なので、科学的なエビデンスが取れているわけではありません。

おじさんのたわ言として暇つぶし、話半分に読んでみてください。




まず、僕がどんなクライマーなのか分からないと何の参考にもならないと思うし、

ある程度経緯を知ってもらわないと言葉が軽くなる気がするので、

誰も興味ないとは思いますが自分のことを書いてみます。


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クライミング歴10年

RP3段-霧、黄泉、in Tokyo

FL初段

リード、マルチはあまりやりませんが、好きです。


身長170cm,

体重60‐64kg(あまり図らないのでよくわかりません。)

リーチ173cm

動体視力低め、柔軟性高め


現在38歳。28歳の時にクライミングを初めました。

クライミングを初めた当時は多摩美術大学研究室に所属しながら本気で油絵を描いていましたが、転職を機にクライミング一筋になりました。


クライミングジムマッドロックに5年務めていますが、3段以上を登るようになったのは2021以降なのでクライミングを初めて8年目以降です。

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ここまで頑張って読んでくれた方はお気づきかもしれませんが、

僕はクライミングを初めるのがかなり遅く、始めた時には身体的なピークは過ぎていました。


さらに中学を出て以降クライミングに出会うまでは一切運動をしていなかったため、体型もヒョロヒョロで体重も56-58kgくらい。


いわゆる軽さと、指先、柔軟性で、効かせられるポジションを探りながら登るタイプのクライマーです。


クライミングを初めて2年ほどで忍者返しを登るくらいまではいきましたが、当時は指のトレーニングと減量によってグレードを上げる発想しかなかったため、、前腕、手首、肘、肩の故障が多く、テーピングなどでごまかしつつ痛みを我慢して登る状態でした。


おおよそ6年くらいそういった登りを続けましたが、年齢を重ねるにつれ徐々に故障の割合が多くなり、思うようにトレーニングをすることができなくなって、グレードも頭打ちになってしまいました。


そこで、どうしたら故障をせずに強くなることができるのか、まじめに考えるようになります。



2015年、忍者返し完登当時の僕。(胸が丸まり、肩がすくんで肘が上がっています)




どうして故障をするのかを勉強するため、クライミングの書籍を手当たり次第に読んだり、


スポーツ医学系の人体の構造についての資料を読んだり、


ネット記事を調べたり、


クライミングジムで務めている環境を生かして、プロのセッターさんやサポートアスリート、整骨院の先生の話を聞き始めました。




いろいろ情報が集まってくる中で、故障のリスクを減らすために、一貫して共通していると思われることが朧気ながら見えてきました。


これが大体2020年の中頃で、クライミングを初めて7年半くらいの時期です。



ここまで引っ張りましたが、その内容を一言で言うなら



『フォーム』と『栄養』



です。



この言葉だけで聞くと「なんだ、普通じゃん。知ってるよ。」って感じなんですが。


ただ「知っている」状態と、身につまされた状態で「本質的に理解する」状態では全く違います。


個人的にはこれが理解出来て、さらに実践まで移せれば故障の7-8割は改善するのではないかと考えています。


※あくまで改善であって0にはなりません。そして残りの2-3割はストレスや生活習慣によるリスクを含む問題だと考えているので、個人個人で対応が変わると思います。



②へ続く

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